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人に助けられることと依存すること

みなさんは日々生活していて、これまで全く誰の手も借りずに生活してきたといえますか?おそらく、そんな人は誰もいないと思います。ご両親やご兄弟の手を借りたり、全く面識のない人でも落し物をして拾ってもらったり、駅の改札でブザーが鳴り、駅員さんに不具合の理由を調べてもらったりといったふとした日常場面まで、色々な人に助けられることがあるかと思います。

経済的な援助から、ちょっとした心遣い、親切を受けた時まで、私達はそれを「ありがたい」と感じ、感謝をすると思います。でも、本来「ありがたい」という言葉は漢字にすると「有難い」となり、「有難し(なかなか滅多にないこと」を指しました。つまり、それを当り前と感じてはいけないことなのです。滅多にないはずのことだからこそ、私達は感謝の気持ちを表す言葉として「ありがとう」を言っているのです。

では、それが当たり前になってしまったらどうなるでしょうか。だんだんとありがたみ(有難み)を感じなくなり、自分では助けを借りるのが当たり前になり、相手への依存につながってしまっていくのではないでしょうか。それでは、感謝の言葉をただ、忘れず言っていけばいいのでしょうか。これも違います。言われているほうは言葉の重みをきちんと感じているのです。

本来、人は成人すると自分1人で好きなように生きていける自由と共に自分自身の行動に責任を負うことになります。その際、自分自身で自分を助ける自助が基本です。どうしても自分では解決できない時、周りが手を差し伸べることで我々の世界は成り立っていると思います。でなければ、1人が2人~数人分の荷物を背負いこんでいずれは潰れてしまいますよね。周囲への必要以上の依存は自分だけでなく、大事な人の破滅も招きかねないのです。ハートフル生活訓練に来所される方の経緯として、ご家族の方が「もう老齢になり、これ以上本人の面倒は見れない」「なんとか1人で暮らせるようになってほしい」と入所希望理由を仰る方が多いのも事実です。

ハートフル生活訓練はどうしても第一に基本的な生活技能の獲得というイメージを抱かれがちですが、それだけではありません。家族等、周囲の人間に依存せず、適切な距離をとって精神的にも自立して暮らしていけること、これも大事な訓練だと考えています。精神的自立は、ひいてはこれからの自分自身の人生を自分の足で生きるということにつながっていくことになるからです。

 

 

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